とにかく、動かなくちゃ。
私は起き上がって、準備をした。
ーーーーーーー。
「みんな、おはよう」
ロビーにはみんな集まっていた。
優くんも。
「おはよ~。」
「おはよー、実江ちゃん」
「....はよ」
「........」
目すら、合わせてくれないんだね。
.........優くん。
なんか、家庭教師もそっけないし。
「よし!じゃぁ、今日はどないする?」
「チャッチャと決めよ。時間無くなる。」
「実江、ちょっとこっち来い」
家庭教師が、私の腕をひっぱる。
「な、なに!?」
引っ張られたまま、暗い路地裏につれてこられた。