ガチャッ
「みんなお待たせ~!」
茜が男子軍に手を振る。
あぁ…もうヤメて…。
恥ずか死しそう….。
「ほら!もうちょっと早く歩いてよ。実江」
「ぅぇ~……」
チラッと優くんを見ると顔が赤かった。
ああ…優くんも茜の姿に魅了されたのね…。はぁ。
もうさいあ………
ギュッ
!!!?
最悪と思おうとしたとき、誰かに抱き締められた。
優くんか、家庭教師かと思ってたけど…。
「何これ!!?めっちゃかわええやん!
ロリすぎるやろ!!!」
上を見ると目をキラキラさせた、翔太くんがいた。
「こらっ。翔太はなれろっ!優くんの彼女なんだから!」
茜が怒っている。
「実江、ごめん。こいつロリコンなのよ」
そういって翔太くんを指差す茜。
「まぁ、こんなことになるだろーなっつ思ってたけど。」
と茜は笑う。
「実江っ。」
呼ばれて声の先を見る。

