「海?」
翌日、茜に絶対誘えと脅されたため、しぶしぶ家庭教師に聞いてみている。
「う、うん…。その、他の友達もいるけど…」
「マヂで!?いくいく!」
パアアッと笑顔になる家庭教師。
可愛いなっ…て思ってしまった。
「一泊二日らしいから…ちゃんと荷物用意してね?」
「実江ちょっとこっち来て」
「?どうしたの」
ソファに座っている家庭教師が手招きをする。
駆け寄っていくと…
グイッ
「ふぇっっ!!!!?」
腕を引っ張られた。
「っ…たぁ。何すん……の。
ってキャァァァァ!!!!!???」
目を開けると家庭教師の顔がドアップ。
キスしそうなうほど、顔が近い。
「へっ?へっ…?ちょっと…離してっ」
すると、家庭教師が顔を私の耳元に近づける。
吐息がかかってくすぐったい。
「っぅ…///何!?」
「実江の水着姿、超楽しみ」
「な、な、なっ……!!?////」
こいつ、私が耳元弱いの知っててわざと……!!!
「離れろ!!!!!変態いいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!」
そのあと、家庭教師にビンタをくらわせたのは、いうまでもない。

