君が教えてくれたこと




ゾワッ…!


急に寒気がして、体が震えた気がした。


「な、なんだ?」



不思議ではあったけど今はそんなこと考えてる場合じゃない。


校舎内に入った俺は一歩一歩教室に近づく度心拍数が上がるようだった。



「別に、緊張することじゃないだろ…」


意味もなく自分に言い聞かせる俺はとうとう、教室に着いた。


普通に過ごしたかったんじゃないのか?


自分に問いかけてみるけど、答えは見つからない。