「ハハハざまぁみろ、瑞穂に汚い事した罰だ」

カッパの高笑いとともに

『大変な事が起こったぁ〜優勝候補と言われながらもピット作業で苦戦してたFreeway…最後の最後でもピットの神様に嫌われたのかぁ〜?』

場内アナウンサーの絶叫が響き渡る。

「バカ!何言いよる。鬼瓦っ消火器だ!」

栄司が叫ぶが…

「何で瑞穂の姐御をこんな目に合わせたヤツらの火ぃ消しちゃらなイカんとですか?」

ただのヒューマニズムなんかじゃ納得行かん!と譲らない鬼瓦に

「さっさと火ぃ消してガラクタ片付けさせんと米一丸が帰って来た時邪魔になろうが!」

え?

みんな固まってる。

「俺達に残された道は瑞穂に最後まで走らせるだけ…そん為にゃくだらんもんに関わらせる訳にはイカんっタイ!解ったらさっさと消して来い!」

栄司に圧倒された鬼瓦は慌てて消火に向かった。