「イテテテ…」

あたしのあごにかけてた手を払いのけ、素早く後ろに回り腕を捻り上げたから…

「心配ご無用…アンタに教わるものなんて無いから」

ハゲでもカッパは大切な仲間…それを悪く言うヤツとの取引なんてねぇ

「あたしに目を付けた目の良さに敬意を評して名前だけは聞いといたげる」

ヤツは腕をさすりながら

「オ、オレはモンキーマウンテンレーシングの脇山ってんだ。イテテテ…俺に聞かなかった事後悔させてやる!」

そう捨てゼリフを残して消えていった。