そして舞台は全開商店

テレビカメラを従え彼女がやってきた。

「フン、ここにターゲットが、いるのね」

彼女は腰回りに若干力を入れて歩きだした。

「御免下さい」

彼女は直立したまま身体をひねりながら反らし左手で髪をかき上げながら左足を斜めに伸ばし中から人が出てくるのを待った。

「はいはい、どちら様…うぉお」

対応に出たクマさんは、この奇妙なポーズのお姉さんに悩殺された。