「内山ちゃん、今度ボクの番組担当して欲しいっちゃけど」

「あら、どんな番組ですか?」

「将来を嘱望されながら壁にぶち当たって没落していった過去のヒーローの突撃インタビュー」

「それは、とても悪趣味な番組ですね」

「でも他人の不幸ってウケが、いいんよ」

「アポ無しで行ったら物投げられそうですね」

「そこは内山ちゃんの魅力で…スカートちらりとか使ってさ」

「私の色仕掛け解禁ですか?やりがいありますね」

「話す内容はキミに任せるよ…頼んだよ」

「解りました。数字を楽しみに」

この淡々とした会話の主が、あたし達に関わるとは…