「アンタは去年予選落ちした無念をコイツで晴らしたいんやろ?その途中であたし達と出会った…これが縁だろ?」

あたしが米一丸に放った言葉…

あたしにだって解るよ…負けた悔しさを1年引きずってる男を見殺しになんか出来ないから…

米一丸は静かに両手を地面に突き出し

「俺を乗せて下さい」

涙まじりの声で頭を下げた。