"キキキィーッ"

あたしのFXが店先に強烈なブラックマークを残して止まった。

「クマさんクマさんクマさん…マシン届いたってホント?」

あたしの迫力に気圧されたクマさんは、ビビりながら

「ホ、ホントだよ…そこに」

ビビってるクマさんが指差した先には真っ白なシートでくるまれた一台のマシン…

「ついに来たっちゃね…あたし達の夢のマシンが…」

夢が、また一歩形になったのを間近に感じて、あたしは、ガラにも無く震えが止まらなかった。