「ケンカぐらいいくらだって売ってやるよ。売る価値があるならな…」

男3人…あたしを思いっきり睨む。

「何ね、その腐った目は?腑抜けた顔は?…アンタたった一回の事故で、この世の終わりみたいなツラしてんじゃねぇ!」

アイツは黙って目を伏せ

「お前にゃ解んねぇんだよ」

悲しそうに呟いた。

「あたしには解んない…失敗を恐れて何が出来る?ただ前に進むだけやけん」

それから暫らく沈黙の時間が流れた。