…ああ、そうか。あの場所から、水草がここまで連れてきてくれたんだ。 私が手首を見ていることに気がついたのか、水草は手を離した。 「あっごめん…でもここでなら、思いっきり泣けるかなと思って…」 なんでこの人は、優しいのだろう?