「…分かった」 「え?」 顔を上げて、未空を見ると、 「ーーー」 複雑な顔をしていた。 「あ、あの俺…」 「…」 「未空…」 「…透の気持ちは分かった。でもごめん、私もう透のこと…」 「…嫌いか?」 「嫌い…じゃない、よ。でも、もう恋しないって、決めたし。」 「でも…でも俺は…!」 ガラララ 夕日の差す2人だけの教室に、1人の人物が入ってきた。