――
玉子焼きの練習を後回しにして、ベッドにごろりと寝転がったあたし。
今時、あまり使われなくなった、いわゆるガラケーをカバンの中から出す。
ブックマークから『運命鑑定』を画面いっぱいに開く。
...この何回も行った操作をするのも、今日で終わり。
そう考えると寂しい気もするけど...。
あたしにコレは、もう必要ないから。
――よくよく考えてみると...。
本当に、運命鑑定にはお世話になったなと思う。
全てにおいて、運命鑑定に頼ってきてしまったあたし。
そろそろ、お別れしなきゃね。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…