喧嘩しても、いつの間にか仲直りしていた




「俺、お前と結婚したい」



何気なくそう言った君の顔はやっぱり耳まで真っ赤だった



「あたしもだよ」




笑顔で返すと、あの太陽みたいな笑顔で笑ってくれた





ずっと、この幸せが続いてほしいって思ってた





それなのに……君はあっけなくこの世を去った



交通事故だった…



あたしを家まで送ったあとに引かれたらしい…


病院に駆けつけたら、君の意識は朦朧としてた



「……ご、めんなぁ…
………あ、い、してる…」


泣かない君が一筋の涙を零しながら目をゆっくりと閉じた…___