「あの、まずなぜ付き合う必要があるのか教えてくれませんか?」
言ってやった。
「ん?俺の命令だから。
なに?守れないってわけ?」
はぁ。
質問の答えになってない。
「あのなぁ?俺の権力知らない?
俺の母さんがここの理事長ってわけ。」
「だから?それがどうかしました?」
「まだわかんねーの?つまりだな
俺が母さんに言えばお前を退学にしたり停学にしたりできるってわけ。
それが嫌なら俺の命令は絶対服従ってんけ。」
「っ!」
退学?停学?
それはどうしても阻止したい。
まあどうせそのうち
あたしにも飽きてくれるだろうし。
すこしの間だったら付き合ってみるか。
てか、付き合うっていう選択肢以外あたしにはないのか。
「わかった。」