担任の紹介なども終わり、
下校の時間となった。

明日からすごくたのしみだな。
と期待に胸を膨らませて
るんるん気分で正門をでる。

「おい。」

聞き覚えのある声。
声がしたほうに顔を向ける。
そこには今朝ぶつかった性格悪そうな男子。


「あ……」

思い切り忘れていた。

「あ…じゃねーよ。お前完璧忘れてただろ。俺様の命令。」

なにコイツ。
いきなり俺様?

「すみません。」
気持ちとは逆の言葉が無意識にでてくる自分が情けない。

「罰として俺様と付き合え。」