「きみ、強いね。」
隣から男の子の声がする。
思わず振りかえるとそこには
さっき会ったキラキラオーラをまとってる男子。
「あ、ハンカチ少年!」
「え!?」
思わず叫んでしまった。
あたし、名前聞くの忘れてて
ハンカチ少年って勝手に名前つけてた。
気まずい…
こういうときはなんて言えばいいのかわからない。
「あっ!ごめん!
あたし、名前聞くの忘れてて…
名前教えてもらえない?」
とりあえず、気まずい空気を破ろうと
話しかけてみる。
「ははっ
俺は清水翔!よろしく!」
清水翔(シミズ ショウ)と名乗る男子は
予想通りの苦笑い。
