「はうわぁッうぇッうぉぉッふわぁぁッ!?」
焦った。焦って焦って焦った。
だからかは分からないけど、いつもなら言わないようなことを言った。
「ごッごめんねッ!?今、解除するか「いいよ別に。そのままでも。苦しいけど、宙が落ちないなら、そのままでいいよ」
その言葉を聞いたとき、不意に日向をいじめたくなって。
「分かったッ」
そう言って、日向にぎゅぅって抱きついた。
すると、見る見るうちに日向の耳が真っ赤に───。
「あっれー?日向もしかして照れてるー?」
「ッ!うるっさい!!照れてなんかねぇよ!!それ以上言ったら振り落とすぞッ!!」
さっきと変わらない真っ赤な顔で言われても、全く説得力はないんだけどなぁ。
「いや、絶対照れてるで「振り落とすよ?」わぁぁぁッッ‼もう言わないからッ!言わないからぁッ‼」
そんなことをしてる間に、目的地に着いたみたいで、
「宙、着いた。」
日向はそう言いながら、さっさと自転車から降りた。
そこは────
まだ小さかった頃に、よく来てあの夕焼けをみた土手だった。
