君と夕焼け


風が気持ちいい。

最近自転車なんて乗ってなかったからなぁ。


そんなことを考えていた時。

ガタガタガタッ

自転車が小刻みに揺れた。


「ちょッ、なっ何!? 何で砂利道ッ!?」


「だって、ここ通ったほうが近かったからッ」

「ってか、どこまで続くのよこれぇっ、ひゃぁッ」


「うわうわうわうわうわ」「いやいやいやいやいや」


2人が叫び終わった時、

ガタガタガタ…

いつの間にか走っているのは、アスファルトの道路の上。


「はぁ、やっと抜け「あの、宙?」

…遮られた!最後まで言わせてくんなかった!あぁ…日向までもが…。

そんなどうでもいいことに機嫌を損ねた宙が、適当に「んー?」と、返事をすると


「あの…苦しいんだけど…これ…」

そう言われて、気がついたこと。


それは───日向に抱きついているってこと。