君と夕焼け


「愛しの彼氏なんかじゃないよ。日向はただの幼なじみ。ってゆーか、そう言う未菓だって愛しの彼氏の市原莉音(イチハラリオン)君が待ってるんじゃないのー?」

しばらくの沈黙。そして未菓はいきなり叫びだす。

「あぁッ忘れてたッ!!今日一緒に帰ろうって約束したんだったッ!!じゃあね、宙ッ
2人で楽しんでねッ!!」


何も楽しむことなんてないっつーの。

そんな一言も聞かずに未菓は走り去った。


市原莉音っていうのは、未菓の彼氏。

小学校の頃から、私と未菓、日向、莉音は4人でつるんでる。

もちろん今も。みんなクラス一緒だし。


てゆーか、早くチャリ置き場行ったほうがいいよね。

日向待ってるだろうし。


「あーぁー、めんどくさーめんどくさーめーんどーくさーいーよーぉ」


私は「めんどくさいの歌」を歌いながらチャリ置き場に向かった。