ひとりで歩いていると 見たこともない建物を見つけた。 通学路だから毎日通る道だし 新しい建物が建ったら いくらあほでも気付くはず。 「………私、ちょーあほじゃん」 工事とかしてたっけ? こんな新しい建物――…… 「新しくないな。」 外見はいたって古い感じ。趣があった。 木で建てられていて温かみも感じられた。 建物のまわりにはいかにも手入れされた感じの草花がたくさん生えていた。 「だとしても、こんなのなかったよね」 まあいっか といって私は再び重い足を動かした。