そんな鈴に 郁馬もにこりと笑い返した。 そのあと すぐに鈴は友達のところへ行くと言って走って行ってしまった。 走っていく姿が てちてちとハムスターみたいで、可愛らしい。 「あぁー……可愛いよな、すーちゃん」 「ん、そうだね」 「羨ましいわ、あんな子が幼なじみとか」 そうかな? べつに幼なじみだからって 必ずラブな話になるわけがない。