二人で作れば時間が経つのは早いもので。 カレーができて、ほっこりしながらお皿にご飯を盛りカレーを注ぐ。 ヒナがお茶を注いで、椅子に座れば 二人で手を合わせた。 「いただきます」 「いただきます」 ん、おいし。 僕たち天才だね。 しかも甘口だし。 「僕、辛いの克服したんだ」 「そうなの?中学のとき辛いの無理って言ってたから、甘口買ってきてた。次は辛口にしよっか」 覚えてくれてたんだ。 僕の何気ない言葉。好きなもの。苦手なもの。 辛いのが好きなヒナに無理させちゃったかな…