じょ…冗談って…っ! 冗談でもしていいことと、悪いことがあると思うんですけど…。 「ひ、ヒナは…ずるい」 僕はヒナみたいにモテないし、初恋だからヒナ以外好きになったことないし… 僕ばっかり焦って僕ばっかり照れて 僕ばっかり、振り回される。 「…ずるいのは、どっち?」 …え? ヒナの言葉を聞き返そうとしたら ふわっとヒナの香りがした。 見上げた先にはヒナ。 でも、いつもと距離が近くって 互いの睫毛(まつげ)と睫毛がぶつかった。 「…んんっ」 そして僕たちは初めてキスをした。