「いって……弥生、痛い」 「自業自得」 テーピングしてもらって 歩けるようになったから、ひとまず保健室から出てなんとなく剛先輩のクラスへ足を運ばせた。 その道のりの間にしょーたとあったことを聞いた。 なんでも剛先輩がしょーたを挑発?したっぽい。 郁馬のこと悪く言ったら……そりゃ怒るよね。 「あんまりしょーたに構わないでください」 「や、それは無理」 「なんでですか?」 「……秘密」 高校に入って、久しぶりに剛先輩と話して 昔よりも剛先輩が分からなくなった。