そんな僕とヒナの異様な空気に気づいたのか、瑛知がすかさず会話に割り込む。



「えー何の話っすか？俺も混ぜてくださいよー」



「だめ。これは弥生ちゃんとの秘密だから」



べつに秘密でもなんでもないじゃん。
軽くヒナに心の中で突っ込む。



「えー、陽向せんぱい意地悪ー……って、弥生せんぱい首んとこ、どうしたんすか？」



「…へ？」



急に自分に話題を振られて唖然となる。

しかも首って……
そんなとこ指摘されても見えないし。



すると瑛知は
僕の首をじとーと見て何かを判断しているようだった。