しょーたは友達で、理解者。
まだ、しょーたは気づいてないけれど
僕の気持ち、一番わかってくれるのは、しょーたで。しょーたの気持ち、一番わかってあげられるのは、僕だと思ってる。
だから、密かに
しょーたとは、恋愛同盟なんかを組みたいなぁーとか、思ってる。
そんなしょーたに、ヒナが
そんなこと思うことが、疑問だ。
「しょーたは、ただの僕のお気に入りだよ」
早くしょーたと意気投合したいなー。
「それが気に食わないんだよ、俺は」
「え?」
僕の手はベッドとヒナの手で固定されて
足はヒナにのし掛かられてるから動かない。
つまり、身動き不可能。
そんな状態で
ヒナは僕の唇を奪ってきた。
抵抗したいけど……だめだ。
このキス、力が抜けるやつだ……

