不意に見ると、
気まずそうな高野の顔。

高野もきっと気付いてるんだ。


どうする・・

どうする・・・!



「初めまして、俺大林 蓮。
よろしくねーー・・・」



うん、知らないフリが一番だ。
高野は・・無反応。


えっと、相沢、だっけ。



「おい・・・相沢?」



心配そうに聞く。
いや、本当に心配だけど。



「何でもない、初めまして!
私の事は千広って気軽に呼んでね」



高野も、知らない事にした。

これでまた、0になった。
でも、俺は恋が、再び出来る。