「須和田、どうなったの?」 「未成年だから、少年院に入れられた」 「藤堂は?」 「顔の骨が粉々になってて、回復に1年はかかるって」 あれから2か月が経った。 私の毎日は、色がなくなった。 何もかもが変に思えて、いつも旭といた時のことを思い出してしまう。 そのたびに、朱里に電話をして話を聞いてもらってる。 何も言わずに、ずっと耳を傾けてくれている。