でしょうね…


「無理だ無理だ!結羅と離れるとか無理だ!」


「お前が退学になったのが悪いんだ!」


しゅんと俯く旭をなだめるけど…



「やっぱり無理だ」


「旭?私、旭から離れたりなんかしないよ?大丈夫だから」


途端に、ぱぁっと明るくなる顔。


「ホントか?信じていいのか?」


「もちろん!」


「よし、じゃぁ俺は帰るわ。明日から、学校に行かせてやれよ?」


「わーってるよ!じゃぁな!」




悠一さんは、玄関を開ける寸前に私に耳打ちした。





『ありがとう。旭をよろしく』