どーしようもない男の子と、その男の子を愛してしまったどーしようもない女の子

―――とは言ったものの。


「ここで、あってるのかな?」


普通の家だけれど、表札がない。
だから、旭の家だと特定することができなかった。

チャイムを鳴らす?でも、旭の家じゃなかったら?
あぁ、どうしよう…


「おーい。そこで何してんの?」


私?…じゃないみたい。


「君だよ。何か用?」


やっぱり私だった!!
恐る恐る横を向くと、すらりと背の高い男の人がたっていた。


「あっあの!ここは須和田君のお宅ですか?」


男の人は少し考えて、


「須和田…」