翌日から私は学校に行けなくなった。

理由は…


「俺から離れんなっ!」


そう言って私を抱き寄せるかわいい旭のせいで…


「おい旭!結羅ちゃんを学校に行かせてやれ!」


「やだ」


このやり取り、何回目だろうか。


「親御さんが心配する。早くしろよ」


「あっ私の家、今親2人とも出張中なんで大丈夫です…」


「ほら。大丈夫だってさ。結羅は俺と居たいって言ってんだ!
悠ちゃんは黙ってろっ!」


あっ、悠一さん怒ってる…


「おい旭…てめぇいつから俺にそんな口きけるようになったんだ?あぁん?!」


悠一さん…怖すぎる…


「悪かったよ。でも結羅は離さない」


旭の腕に力が入る。

ちょっと、痛い…