「あっ!いたいた!ねぇ、千田さん。折り入って頼みがあるんだけど…」


「なんですか?」


すると目の前にいる担任の高坂(こうさか)先生の目が輝く。


「あのね、須和田君のことなんだけど…」


「須和田がなんですか?」




私は高坂先生に連れられ、職員室にいた。
めんどくさいことにならなきゃいいけど…


「あのね、コレ、須和田君のところに持って行ってほしいの」


そういって渡されたのは、


「プリント、ですか?」