「ふざけんなっ!」


教室に入るなり聞こえてきた怒号。

その声の主は、紛れもない旭で。
周りには人だかりができていた。

何があったの?
ねぇ、どうしてそんなに怒っているの?

旭…


「だってホントのことだろ?本当のことを言って何が悪い」


「黙れっ!」


本当のこと?
それは、旭の過去のことなの?


「あっ結羅」


駆け寄ってきたのは朱里で。
すごい青ざめた顔をしている。


「何があったの?」


「須和田君が、藤堂に何か言われたらしくて…」


全身の血の気が引くようだった。


「殴ったの?」


朱里はコクリと頷いた。


「何を言われたの?」