気づけば私は、旭にキスをしていた。

自分からするのは初めてだったから、すごく緊張したけど…


「…良かった」


って旭が言うものだから、どうでもよくなった。


「ねぇ旭?私の心の準備ができるまで待って?」


旭は優しいいつもの笑顔で、「分かった!!」と言ってくれた。




でもそれから毎日、


「もう準備できた?」

とか、

「結羅の心が見たい!」

とか、言ってくるようになった。

まぁ、そういうとこもかわいいんだけどね?




でもそんなある日、事件は起こった。