「え?」


こんな私のこと知ってるなんて、、、


「本田紗奈でしょ?」



「なんで私のこと知ってるの?」



彼はおかしそうに笑って、

「学年の男子でお前のこと知らないやつなんかいねーよ?」




なんだかよくわからないけど、

知られていて嬉しいような

怖いような気持ちになった。



でも、私は彼は優しい人なんだなと思った。


ぶつかった上に
手当までしてもらったんだから
なにかお礼しなくちゃ。



「あの、なにかお礼したいんですけど、、、、なにかすることありますか?」


彼は少し考えてから口を開いた


「なんでも聞いてくれんの?」



「あ、はい。」






そして彼はいった。


「じゃあさ、俺の女になってよ?」