洋風ですごく大きな家。

お金持ちなんだろーな。


がちゃ、、


彼は玄関を開けて、玄関に私を降ろすと、
家の中に入っていった。

そしてテーピングらしきものをもってきて、

私の脚に器用に巻き始めた。


「痛かったら言って」


彼はほんとに手際よく、すぐに巻き終わった。

そして脚の痛みはだいぶなくなった。


「ぶつかって悪かったな」

彼は私に謝った。



「私が前ちゃんとみてなかったからだよ。怪我の手当までさせちゃってほんとにごめんなさい、、、」


朝から寝坊するし、
自分からぶつかって怪我して
相手に手当させてとか情けなくて
なんだか泣きそうになってしまった。

すると彼の顔が近づいてきて


「可愛い顔が台無しだよ?」


その時初めてちゃんと彼の顔をみた。


「え!!!!!?内藤優也くん!!?」



私は驚きのあまり自分でもびっくりするほどの大声で叫んだ。


彼は一瞬ぽかーんとしてから

「俺のこと知ってんだ?」