「先生……先生っ」 私は強く抱き締め返した。 嬉しくて嬉しくて、本当に夢みたい。 ずっと好きだった先生と、思いが通じたんだ。 「ユキ、名前で呼んで?」 真っ直ぐに私を見つめる瞳。 私の大好きな、藍原慎治(アイハラシンジ)先生。 何回だって、呼ぶよ。