体育館では俺らバスケ。


グラウンドでは亮一らフットサル。


校舎内の体操スペースフロアで卓球。


朝8:50、競技開始。


☆☆☆


18クラスあるから、三回戦まで勝てばどれも3位以内になれる可能性が……


☆☆☆


みんなかなり頑張った。


楽しかった。


たかが球技大会…なんだけど、そうゆうのに単純に乗っかって、体を思いきり動かして…


笑ったり悔しがったり。


………
……


卓球は三回戦で惜しくも敗けて、学食チケットは早くも手に入らなくなった。


でも卓球に出てたやつらがバスケとフットサルに応援にきて、せめて二冠達成してくれと、心から応援してくれて、嬉しかった。


俺や三浦さん、蒼らバスケメンバーは1回戦は圧勝、2回戦はまあまあな点差で勝ち。


だけどフットサルは2回戦、かなりの接戦で惜敗。


いつも明るくあっけらかんとしてふざける亮一が、悔しそうに唇を噛みしめているのを見た。


そして、最後のバスケ。


三回戦が始まって三浦さんの活躍はあったが、一進一退で残り時間もなくなってきた。


交代でまた俺が入る。


達馬と一緒に速攻をかけてみたり…


そこに川北がきて、「お前らどうした?そんなもんか?」と激を飛ばす。