「うっわ…、寝坊…?」 そういえば… 最近また、蒼のチャリに追突しちゃって… あたしの自転車だけが、壊れた…。 蒼のチャリ乗ってこうと思ったのにぃ…。 遅刻。 ヤバイっ! 急いで、ベッドから出て。 階段をとてつもない早さで、駆け下りる。 「しぃ、早いね?」 「えっ?」 「まだ、6時はん…」 キョトンとしてる、お母さん。 それもそのはず。 だって、いつものあたしは… 6時はんに起きるとか… ありえないからっ!