* 恋色花火 *




「お前ら、入学式も入学手続きも面接もそれだったよな?」


それでも、自毛だとは思ってくれないわけ?


てゆーか!

それで、合格にしたのは。


あんたら、先生じゃないのかよ!


「田端も松本も、少なくとも茶色。」

「はぁい。」


「あ、せんせー。蒼はあれでいいんスか?」


蒼も、十分ヤバイでしょ。

だって、あたしと同じ色だもん。


「あ、谷中か。谷中は田端から言っといてくれるか?家、隣なんだろ?」

「えーでも、絶対・・・」

「頼んだな。はやく着替えて来い。評価落とすぞ!」