戦闘が始まって早15分。


200もいた人が今はもう50人足らずだ。



「なあ総長、弱すぎやでコイツら。

楽しくもなんとも無いねんやけど…」


千歳は言葉と裏腹にケラケラと笑いながらそう言う。


「もう少し手応えがあってもいい気がするが…

千歳、今日は他の所もまわる予定だ。


そっちに期待しろ。」


「そういやそうやったなあ。

そやな総長の言うとおりや、そっちに期待することにしたわ」



俺はそう言って、総長たちがいるであろう部屋に近づいた。


後ろで聞こえた千歳の声に「そうしろ」とだけ言った。



さてと、ここだな。
俺の目の前にはさっきのドア同様の真っ黒いドアがあった。


それにしても…なんで総長達はでてこないんだろうか。


そう疑問に思いながらドアを勢い良く開けた。


----------ガチャッ!!