演技を終了した透が 腫れた頬を つついた。 「いろいろあって」 「冷やす? あたし 氷のう持ってるよ」 みかこが机から、 氷水の入った水玉模 様の袋を出した。 「ありがとう。 何でそんなの持って んの」 「毛穴対策。冷やす と肌がキレイになる って雑誌にのってた から、やってみよう かと思って」 みかこは照れ笑いす る。牡丹は透と顔を 見合わせた。 「みかこ、そういう 雑誌も読むんだね」 えへへ と、顔をほころばせ るみかこが、急に眩 しく見えてくる。