ひきだしから、男子!


 しかしかわされた。

 「ふ、レタスの王た

 る俺を怒らせたな」

 キャベツもレタスも

 似たような速度で痩

 せていく。

 「うぉー!」

 「またぁ!?」

 何十回目の引き分け

 になった。

 「このゲームバグっ

 てんじゃね」

 「そんなことないっ
 
 て」
 
 答えながら、時計を

 見るともう八時だっ

 た。

 窓の外はすっかり真

 っ暗だ。

 「ご飯作るね」

 リビングに隣接する

 キッチンの電気をつ

 けて、牡丹は冷蔵庫

 をあさった。