ひきだしから、男子!


 「知~らねっ」
 
 捨て台詞まで

 同じだ。これでは、

 何かとぼけているよ

 と宣言しているのと

 一緒である。

 こういう時、ヒロイ

 ンは主人公に飛び蹴

 りする。牡丹もそれ

 をやってみたくなっ

 た。 

 猫背に標準を定め、

 助走する。

  えいっ。

  ジャンプ力がなか

 ったため、ずっこけ

 た。バッグを投げ飛

 ばし、尻餅をついた

 彼女を、彼は不気味

 そうに見おろした。