ひきだしから、男子!


 牡丹は隣の席の男子

 とでさえ、まともに

 会話したことがな

 い。男子とどうやっ

 て話せばいいのかわ

 からない。だから、

 教室の隅で透と

 みかこと三人、静か

 に暮らしてきたので

 ある。

  それがいきなり、

 あのハイクラスな畑

 山君だなんて。

  嫌だったけど、ど

 うやらこの謎の畑山

 は目的が達成されな

 い限り消えそうにな

 いので、協力するこ

 とに決めたのだ。

 「ウニ野球七刊でい

 いんだっけ」

 「うん。小遣いが足

 りなくてまだ買えて

 ないの。しくしく」