通りに面した窓のそ ばが雑誌コーナーに なっていて、畑山は そこに居た。 きらきらと見開いた 目で、優しく撫でる ように少年誌の表紙 を眺め、何冊も積み 重ねていき、その上 に牡丹が愛読してい るゲーム情報紙、 アニメ雑誌、 そして外国の音楽雑 誌をのせて抱える と、慣れた様子でレ ジにむかった。 「いつもありがとう ね」 店主らしきおじさん は読み途中の本を閉 じ、親しみのこもっ た笑みを広げた。