しゃがんでいた畑山 は驚いたように飛び のいた。ゴミ箱も自 分の分身も見えてい ない様子で、突如と してアスファルトに 転がった空き缶に首 を捻っている。 しかし、あっという 間にビニール袋をぱ んぱんにできて嬉し そうだ。 ゴミ箱を片してきた 自称畑山が、にやに やしながら戻ってき た。 軽やかに歩きだし た畑山のあとを二人 で追う。