ひきだしから、男子!


 自称畑山は、満面の

 笑みを浮かべる。

 「偉いね、

 ゴミ拾い。毎日して

 んの?」

 呆れと尊敬のいりま

 じった声で聞くと、

 自称畑山は肩をすく

 めた。

 「何日かに一回」

 本物の畑山は宝物で

 も探すように、紙屑

 やペットボトルのふ

 たなんかを追いなが

 ら、牡丹達の横を通

 りすぎていく。

 少し離れたところか

 ら跡をつける。

 なかなか先へ進まな

 い……。